求人広告と働き方改革
3児のママキャリアコンサルタントの森澤です。
今日の名古屋は37.0℃だそうです。体温を超えています…
しかし、ここまで暑いともはや気持ちがいいです、まもなく終わってしまう
『夏』を体感している感じです(笑)
今日は、求人広告のお話し。
求人広告を活用して、人材を採用される企業は多いと思います。
もちろん、その方法は一般的であり、いたって普通の事だと思います。
しかし、最近よくご相談をいただくのは、
求人を出しても集まらない…
すぐに退職してしまう…
だから、求人広告は意味がない… 等
昨今の、求人倍率の上昇や労働人口の減少の傾向から考えると
確かに、求人広告でなかなか望むような人材が集まりにくくなるのは
否めないかもしれません。
ただ、このような場合、媒体が悪い・書いた内容が悪い・担当者が…と
ダメな理由を外側に探しがちです。もちろんその場合もあるかもしれませんが、
一概にそうとは言い切れません。
現在の求職者は、賃金や賞与などのお金に関わる部分への関心が薄れていると
考えられています。
逆に重視されているのが、労働時間や残業の有無、休日のような
ワークライフバランスに関連する部分。
もらえるお金の多い少ないよりも、『働き方』や『プライベートと仕事のバランス』に
重点を置くようになっているのです。
この状況を良く踏まえずに、どれだけ求人広告をうっても、
最悪人材は確保できても、早期退職に繋がってしまいます。
求人広告を出すことも重要な事ではありますが、
その前に、一度内側に目を向け、働きやすい環境が作れているか、
従業員の心と体の健康が保てているか等、考えてみる必要がありそうです。
既存の従業員さんの働き方を変化させる事で、
『生産性が上がり、売り上げが上がった』
『より効率の良い作業方法の提案がでて、結果的に求人は必要なくなった。』
『従業員のスキルが上がり、意識が変わった』 等
求人広告にかけていた費用を、従業員さんに還元できるようになるケースもあります。
また、上記のような労働環境を整え求人広告を出す事により、
新規採用した人材もしっかりと成長し、長く活躍できる事になります。
求人広告を出す前に、既存の従業員さんの労働環境のチェックを行い、
必要な部分においては、働き方改革を実施してみませんか?
それは、結果的に企業の売上向上・永続的な繁栄につながっていきます。