キャリアカウンセラーに必要な能力とは。
3児のママキャリアコンサルタントの森澤です^^
ある女性議員さんの暴言が話題になっていますね…同じ女性として少々驚きました。
男性・女性に関わらず、暴言まではいかないにしても、
対人関係で威圧的な指摘をする方を時々お見掛けします。
そんな様子を見ると、自分がされているわけではないのに、
とっても苦しい気持ちになります。
実は私は、何事においても指摘する事は少々苦手です。
ですが、指摘を受けた経験は多いのです(笑)
私を良くしようと考えてくださることなので、ありがたい事でもあります。
ただ、指摘が苦手なのはキャリアコンサルタント・カウンセラーとして
致命的じゃないの??と思う方も見えるかもしれません・・・
ご安心ください^^
キャリアカウンセラーは、指摘や指導、正解を教える人ではなく、
”支援者”という意味合いが非常に強く、
相談者の主体的な考えを促したり、自立を支援していく事が仕事です。
イメージで言えば、横に並んで同じゴールを見ながら走る、伴走者のような感じでしょうか。
キャリアビジョンは1億人1億色!!ご自身が納得いく選択や意思決定を
”支援”するのが私たちの仕事です。
「あなたは●●なタイプだから、●●な仕事についたほうがいい」
「あなたは●●だからうまくいかない」
「あなたはもっと●●したほうがいい」
この様な事は、言わないのがキャリアカウンセラーです。
なので、私は指摘が苦手な事が、カウンセラーとして
とても役に立っていますし、個人的な長所だと感じています。
指摘力が備わりすぎると、どうしても上記のような意見を言いたくなるのが人間です…
ただ、私に意見や思いが無いわけではありません。
●●さんこんな言い方してもったいないなー。
●●さんはこんなところが魅力なんだけどなー、どうしたら気付いてくれるかなー。
●●さんってもしかして、今こんな風に感じてるのかなー。
なんて事は、日常的に考えているのです。
そして、こちらの方がカウンセラーとしてはとても重要なのです。
カウンセリングと聞くと、みなさん緊張したり、何を言われるんだろう…
怒られるんじゃないかと不安に思いながら、恐る恐る来所されます。
そこで、●●さんはこんな人ですね!と決めつけられたら、
ますます心がこわばってしまいますよね。
キャリアカウンセリングは、じっくりと相談者の人となりを見て・聞いて、
仕事や人生に対する思いや、価値観を伺い、汲み取った中で、
相談者自身が現在の課題に”気づき”、目標をもったり、解決をしたい!と
感じる事が目的です。
ここがダメ!こうしなさい!と言ったりすることはありません。
このような、キャリアカウンセリングの内容を沢山の方に知っていただき、
もっともっと気軽に受けてもらえるようになるといいなと感じています。